2008年の2月24日だったかな。
この日に初めて音合わせ。
この日初対面だったRAMIと、私とサポートドラムさんの三人でスタジオ入って、陰陽座の「鳳翼天翔」とSEXMACHINEGUNSの「TEKKEN II」を合わせた。
あの日から今日で10年も経つんだな。
RAMIとはもう一緒にやる事もお互いやるつもりもないけど、「焼肉行こー!」なんて普通にLINE来るくらい不思議なほど普通な関係。
Aldiousを創る前のこと
「プロになりたい」と思ってバンド始めたものの、なんとなーく遊びのバンドでダラダラ続けていた。
それで、本気でやる最後のバンドにしようと思ってAldiousを結成。
最初は曲や衣装などのコンセプトは全て私の理想で作り上げた。
結成して最初の1,2年くらいは、同じようなモチベーションじゃないメンバーに対して悩んだ事もあったけど、やって行くに連れて
「自分のやりたい事に付いて来てくれたメンバーに感謝しないと」
と思うようになった。
自分ばかりがやりたい事を言って、メンバーから不満持たれていないか心配になった事も何度もあった。
でも、デビューして少ししてからかな。
「よっしーの言う事は信頼出来るからその通りにするよ!」
ってみんなが言ってくれた事があった。
不満あるけど我慢して何も言わないんじゃなくて、こう思ってくれてるから意見言わなかったってのが本当に本当にビックリした。
バンドのモチベーションなんてみんなバラバラなのが当たり前で、誰が誰に付いてくか、自分の立ち位置や役割を分かっていればいいんだって思った。
どんなに大変なスケジュールでも、自分のやりたい事を形にさせて貰ったから不公平とかしんどいとか全く思わなかった。
デビュー前はCDの発注、発送や納品も自分でやって、デビュー後数ヶ月まではHP作成と更新や何百枚のチケット予約も全部自分でやっていたけど、本当に充実していて楽しいって思いしかなかったなー。
「みんなで協力して均等に頑張りましょう」
なんてバンドじゃ絶対上手くいかない。
そのスタンスは今でも変わらない。
「○○やりたい!」
って意見でたら
「じゃあやりたい人が仕切ってやってね」
私がリーダーだからって仕切るなんて理由ないし、やりたい人がやればいい。
もちろん意見やサポートを求められたらやる。
グッズデザインも、「五人全員の意見をまとめて作りましょう~」なんて良い物出来ないから、求められた事以外は口出さない。
曲作りもそう。
「曲作ったよー」
「で?」
みたいな。感想は言うけど。
「意見が欲しいのか、アレンジして貰いたいのか、このままでやりたいのか」
子供じゃないんだし、作った人が全て仕切ればいい。
そっちの方が本人のモチベーションが一番高まるって感じたから。
私のやりたい理想形は勿論あるけど、それで全てやっていたらとっくの昔にAldiousは終わってたんじゃないかな。
私はAldiousをやらなかったら
「みんな平等に頑張るべき!」
「仕事は分担しよう!」
って考えしかない人間だったと思うけど(勿論仕事だとそれが良い場面も多いと思う)
この10年で、色々な事を学んだなーと思い返すのでした。
一人のリーダーが全部仕切って音楽性もコンセプトも全て突き通してるバンドにも憧れるけど、そこまでメンバーが付いてくるカリスマ性は私にはないし、途中でメンバーが抜けまくるのが目に見えるだろなーって考えてしまう(笑)
2008年から応援してくれている人がいるのも知っています。
最近好きになってくれた人に対しても思うんだけど、顔や名前を知らない人が応援してくれてるなんて、なんか不思議な関係だなーってつくづく思う。
この10年、離れていった人もたくさん居ると思う。
それでもこれだけの間続けられたのは本当に応援してくれる方々のお陰です。
ありがとうございます。
なんて、めっちゃ普通な言葉しか出てこないけど( ̄▽ ̄;)
まぁこれが本心です。
ではでは
長くなってしまうのでこれで。
ばーい
Aldious Yoshi